記事: 【管理栄養士監修】離乳食後期には「かぼちゃ」を使おう!レンジでできる下処理やレシピも
【管理栄養士監修】離乳食後期には「かぼちゃ」を使おう!レンジでできる下処理やレシピも
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甘みがあり加熱調理するとねっとりと柔らかくなる「かぼちゃ」は、赤ちゃんにも人気の食材の1つ。スープや煮物、コロッケ、おやきなど様々なアレンジができるのも魅力です。
本記事では、離乳食後期にかぼちゃがおすすめな理由や、かぼちゃの栄養、下処理方法、おすすめのレシピなどをご紹介します。
かぼちゃは離乳食後期にもおすすめの食材
かぼちゃは、離乳食初期から食べ始められる食材です。離乳食を通して全ての時期で使いやすい食材ですが、アレンジがしやすい点や含まれている栄養素などから、離乳食後期頃の離乳食には特に積極的に使用したい食材でもあります。その主な理由を見ていきましょう。
かぼちゃ自体に甘みがあるので食べやすい
かぼちゃ自体に甘みがあるので、赤ちゃんにも人気があり食べやすいのがかぼちゃの魅力です。さらに柔らかく茹でてマッシュ状にすることで、他の食材と混ぜ合わせることができ、赤ちゃんが苦手な食材も甘みでカバーし食べやすくすることができます。
手づかみ食べができるレシピにアレンジしやすい
離乳食後期は、徐々に手づかみ食べにも挑戦し始める時期です。かぼちゃは、おやきやコロッケ風、きんとんなどの手づかみ食べができるメニューにアレンジしやすいのも魅力。5cm角程度の大きめにカットしたかぼちゃを出汁で煮るだけでも、離乳食後期にぴったりな美味しい1品に仕上がります。
赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が豊富
かぼちゃには、βカロテンという栄養素が豊富に含まれています。βカロテンは、粘膜や皮膚の抵抗を高めてくれるので、免疫力を高め風邪の予防にも効果が期待できます。
他にも、同じく免疫力の向上が期待できるビタミンCや、血行を促進してくれるビタミンE、腸内環境を整えてくれる食物繊維など、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
便秘になりやすい離乳食後期にピッタリ
離乳食後期は、ミルクや母乳の量が減り、離乳食の割合が徐々に増えてきます。さらに離乳食の形状もペーストから固形に移行していく時期なので、便秘がちになる赤ちゃんもいます。かぼちゃは甘くて食べやすいだけでなく、便秘の予防や改善に役立つ食物繊維が豊富なので、この時期の赤ちゃんにピッタリな食材です。
鍋や電子レンジを使ったかぼちゃの下処理方法
鍋や電子レンジを使った、かぼちゃの下処理方法について解説します。離乳食後期頃になると、ペーストではなく形のあるものやある程度食感があるものも食べるようになってきます。かぼちゃは加熱しすぎると崩れやすいので、様子を見ながら丁度良い柔らかさを見つけていくのがポイントです。
鍋で柔らかくなるまで茹でる
1.かぼちゃの皮、種、わたを取り除き、適当な大きさにカットします。小さすぎるとかえって煮えにくいので、幅、厚さともに3~5cm角程度の大きさにカットすると良いです。
2.鍋にかぼちゃを入れ、浸る程度の水を加えて中火で加熱します。
3.かぼちゃに竹串がスッと通る程度まで茹でます。
4.用途に合わせて、2〜3cm角にしたり潰してマッシュ状にしたりとアレンジします。
電子レンジで加熱する
少量のみの場合や、より簡単に行いたいときには電子レンジが便利です。
1.鍋で茹でる場合と同様です。
2.耐熱皿に1のかぼちゃをのせ、ふんわりとラップをかけます。
3.電子レンジ500wで約3分程度加熱します。竹串を刺して、まだ固い場合は更に追加で加熱します。
下処理がされている商品を使う
スーパーやネット通販では、下処理済みのかぼちゃが販売されていることもあります。加熱済みのかぼちゃであれば、そのまま与えたりアレンジを加えることもできます。固形やペースト、フレークなど様々な種類があるので、上手に使い分けるのもおすすめです。
離乳食で使う場合は、国産のかぼちゃであることと、添加物などが使用されていないものを選ぶとより安心です。商品の裏面を確認し、原材料が「国産かぼちゃ」のみとなっていることを確認しましょう。
離乳食後期におすすめの簡単かぼちゃレシピ3選
スープ、手づかみ用のおやきや煮物、コロッケ風など、メインのおかずから汁物まで幅広く使えるのがかぼちゃの魅力。離乳食後期におすすめのかぼちゃレシピを3つご紹介します。
甘くて優しい風味の「かぼちゃのポタージュ」
材料(作りやすい分量)
かぼちゃ 100g
玉ねぎ 50g
無塩バター 少量
牛乳 または豆乳 または調乳したミルク 200ml
作り方
1.かぼちゃの種、ワタ、皮を取り除き、3〜4cm角にカットします。
2.1のかぼちゃと少量の水を耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ600wで3分程度加熱します。
3.玉ねぎは適当な大きさに切り、鍋に入れて少量のバターで炒めます。
4.3の鍋に、加熱したかぼちゃと具材が少しはみ出る程度の少なめの水を加えて、玉ねぎが透明になるまで煮ます。
5.4の鍋に牛乳(or豆乳)を加え、沸騰しない程度に弱火で煮ます。※調乳したミルクを使用する場合は、この工程は省いてOKです。
6.ブレンダーに入れ、ポタージュ状になるまでかけたら完成です。
★かぼちゃはフレークを使用すると、1〜3の工程を省くことができ時短になります。離乳食期では、牛乳や豆乳は加熱してから与えるようにしましょう。
電子レンジで作れる「かぼちゃの煮物」
材料(1食分)
かぼちゃ 40g
だし汁 50ml
砂糖 小さじ1/2
醤油 小さじ1/2
作り方
1.かぼちゃの種とワタを取り除き、皮が付いたまま3〜4cm角にカットします。
2.耐熱容器にかぼちゃ、だし汁、砂糖を入れてふんわりとラップをし、電子レンジ600wで1分加熱します。
3.醤油を加え、さらに1分〜加熱します。中心まで柔らかくなったら完成です。
★加熱しすぎると崩れてしまうので、様子を見ながら加熱してください。手でつまめる程良い柔らかさが目安です。
油で揚げない「かぼちゃコロッケ風」
材料(1食分)
かぼちゃ 40g
鶏ひき肉 15g
玉ねぎ 10g
パン粉 3g(小さじ3)
作り方
1.かぼちゃは種とワタ、皮を取り除き、3cm角に切ります。
2.1のかぼちゃと少量の水を耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ600wで1分程度加熱します。柔らかくならなければ少しずつ追加で加熱します。
3.2のかぼちゃを潰してマッシュ状にします。
4.玉ねぎをみじん切りにし、鶏ひき肉と一緒にフライパンで炒めます。玉ねぎが透明になり鶏ひき肉に火が通ったら、3のマッシュしたかぼちゃと合わせよく混ぜます。
5.4を小さく丸めて、パン粉を表面にまぶします。
6.トースターで軽く色が付く程度に焼いて完成です。
★多めに作って、冷凍保存も可能です。1食分ずつラップに包んで冷凍庫で保管し、食べるときは電子レンジで加熱してから与えてください。保存期間は1週間が目安です。
かぼちゃ嫌いの赤ちゃんのおすすめの与え方
甘みがあり比較的食べやすいかぼちゃですが、苦手な赤ちゃんもいます。苦手な理由は様々ですが、かぼちゃを与えたい場合は次のようなポイントを参考にしてみてください。
皮は苦いので丁寧に取り除く
かぼちゃは皮にも栄養があり、離乳食では後期頃から与えることができます。しかし、皮は苦味があるので、少しでも入ってしまうと敏感に感じ取ってしまうことも。離乳食では、かぼちゃの皮はなるべく丁寧に取り除くようにしましょう。
モソモソ食感は水分で伸ばすかパンケーキなどにしてカバーする
かぼちゃは、個体によっては柔らかく茹でてもねっとりとせず、モソモソとした食感に仕上がることもあります。そんなときは、マッシュにして出汁やミルク、牛乳、豆乳などの水分を少量加えてみると食べやすくなります。パンケーキやソフトクッキーなどにアレンジするのもおすすめです。
甘みが苦手ならヨーグルトの酸味で中和する
甘みが苦手な場合は、ヨーグルトを加えてみるのも良いです。甘みと酸味がバランス良く合わさり、食べやすくなります。デザートとして与えるのもおすすめです。
離乳食後期は積極的にかぼちゃを取り入れよう!
栄養が豊富なかぼちゃは、基本的に離乳食のどの時期においてもぜひ積極的に与えたい食材の1つです。特に後期では、赤ちゃんの味覚や成長に合わせて様々なメニューにアレンジしやすく、この時期に不足しがちな栄養素が摂れるので特におすすめです。
下処理方法や、かぼちゃを使った離乳食後期向けのレシピも、ぜひ参考にしてくださいね。
その他の食材を使った離乳食レシピや子どものお食事に関するお役立ち情報はこちらから読めます♪
実用性抜群で可愛いお食事用アイテムはビーボックスがおすすめ
ビーボックスは、離乳食期に欠かせないお食事アイテムをたくさん揃えています♪なかでも、可愛いだけではなく実用性抜群でパパママにも嬉しい便利な機能を備えているアイテムを紹介します。
シリコンビブ
大きいポケットで食べこぼしをキャッチ
シリコンビブは真ん中に仕切りがあり、ポケットが勝手に閉じにくい設計になっています。そのため食べこぼしをキャッチしやすく、洋服や床にこぼれるのを防いでくれます。
コンパクトになるから持ち運びが便利
シリコンビブは丸めることができます。そのため、カバンの中でも場所を取りづらく、外出先で離乳食やお食事をしたいときにも持ち運びやすくなっています。
食洗機対応でお手入れ楽ちん
シリコンビブは非毒性の食品用シリコンを使っており、食べ物をこぼしてもべたつかず、ふき取れば汚れをさっと取ることができます。
また、食洗機にも対応しているので、使い終わったあとはほかの食器やお食事アイテムといっしょにお手入れできますよ。
シリコンプレート
吸盤付きでひっくり返りにくい
シリコンプレートの裏側には吸盤がついています。この吸盤がしっかりとテーブルに密着してくれるので、手づかみ食べが始まった時期でも赤ちゃんがお皿をひっくり返したり落としたりしにくくなるでしょう。
吸盤についているタブをつまめば簡単にテーブルから離れてくれるので、パパママにとっても使いやすくなっています。
ワンプレートで食事ができる
シリコンプレートは中に仕切りがついており、3つのスペースに分かれています。
それぞれのスペースに食べ物を分けて盛り付けられるので、ワンプレートで手軽に食事ができます。付属の蓋もお皿として使えるので、食べる量が増えた子供でも使えますよ。
電子レンジ&食洗機対応で使いやすく洗いやすい
ビーボックスのシリコンプレートは電子レンジで使うことができます。そのため、冷蔵庫に入れた状態から温め、食卓に並べるまで別の容器に移し替える必要がなく洗い物が増えません。
また食洗機に対応しているので他の食器とまとめて洗うことができ手間も減らせるでしょう。
【レビュー】ビーボックスのお食事アイテムの使い心地は?
最近ボス👶🏻はかぼちゃにハマっていて、
かぼちゃに野菜やお肉を入れると
パクパク食べてくれる🎃
熱い🥵もわかってきたのか、熱いよと言うと
一生懸命ふーふー冷ましてくれるようになった🤣
食器は、 @bboxforkidsjapan の新商品
シリコンテーブルウェア3点を使ってます🍽️
後ろに吸盤がついているのでボス👶🏻も
とても食べやすそう☺️♡
bboxは #シッピーカップ も使っているのですが、
使いやすさと安全性を兼ね備えてる商品ばかりで
こちらの商品は電子レンジや食洗機対応なのも有難い👏✨
これからたくさん使っていきたいです🌟
※一部抜粋
※こちらはタイアップ投稿です
ビーボックスは機能的なお食事アイテムがたくさん♪
離乳食期は特に、月齢や発達に合わせて適切なお食事アイテムを選んであげることが大切です。ビーボックスには、掴みやすい・指しやすい設計のカトラリーや、どんな角度からも飲めるストローマグ、おしゃぶりのように使える離乳食フィーダーなど、機能性と実用性を考えたお食事アイテムがたくさん♪
可愛いお食事アイテムとおそろいのデザインのアイテムもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!アイテム選びで迷ってしまったら、簡単な質問に回答するだけで最適なアイテムを紹介してくれる「アイテム診断」がおすすめです!
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この記事の監修・執筆
佐藤 友香先生
1992年生まれ、1児の母。大学卒業と同時に管理栄養士の資格を取得後、保育園にて勤務。
離乳食、乳幼児食、アレルギー食に携わり、栄養相談や食育活動も得意分野。
現在はフリーランスとして栄養に関するコラム執筆を中心に活動中。
ママやパパの気持ちに寄り添ったメッセージを発信できたらと思っています。