記事: 水筒に寿命はある?買い替え時期の目安や長持ちする水筒選びのポイントを紹介

水筒に寿命はある?買い替え時期の目安や長持ちする水筒選びのポイントを紹介
毎日同じ水筒を使っていると、ふと「買い替え時期はいつだろう?」と疑問に感じることはありませんか?
この記事では、水筒に寿命はあるのか解説した上で、買い替え時期の目安や寿命を早めてしまうNG行為、さらに長持ちしやすい水筒選びのポイントを紹介します。

著者
佐藤 友香 先生
1992年生まれ、1児の母。大学卒業と同時に管理栄養士の資格を取得後、保育園にて勤務。離乳食、幼児食、アレルギー食に携わり、栄養相談や食育活動も得意分野。現在はフリーランスとして栄養に関するコラム執筆を中心に活動中。ママやパパの気持ちに寄り添ったメッセージを発信できたらと思っています。
水筒に寿命はある?
水筒の素材や種類ごとに具体的な年数は異なるもの、水筒本体の破損や劣化によって寿命は訪れます。
見た目に壊れない場合でも、毎日使っているうちに、水筒内部に思わぬ破損や劣化が起きている可能性も考えられます。
安心して水筒を使うために、商品ごとの寿命年数を確認するほか、買い替えたほうがよいとされる症状や目安を理解し、定期的に新しいものに買い替えることが大切です。
水筒の買い替え時期の目安
水筒の買い替え時期に悩んだら、主に以下のような症状がでているかどうかを確認してみましょう。
- 水筒が破損した
- 保温力や保冷力の低下を感じる
-
水筒本体が結露するようになった
- 洗ったあとにもかかわらず臭いが気になる
水筒本体に大きな破損や凹みがあると、それらが原因で水筒の保温保冷効果が落ちる恐れがあり、水筒の表面に水滴がつくようになる恐れがあるため注意が必要です。
水筒の性能や素材、通常の使用頻度や使用方法などにより、水筒の買い替え時期は異なります。例として、上記に挙げた症状が見られた場合には買い替えの検討がおすすめです。
水筒の寿命を早めるNG行為
水筒をできるだけ長くするためには、逆に寿命を早めてしまうNG行為について理解しておくことも大切です。
NG行為1:雑に扱う
水筒を雑に扱ってしまうと、当然ながら寿命は早まります。 水筒自体の凹みや破損を招き、保冷力や保温力が落ちる可能性があるため注意が必要です。
水筒を毎日使用していると、ぶつけたり落としたりすることもあるでしょう。 必要に応じて、水筒カバーや水筒の底面を保護するアイテムなどを使用するのもおすすめです。
NG行為2:対応していない飲み物を入れる
水筒に対応していない飲み物を入れることも、水筒の破損や衛生面での危険を招く恐れがあります。
例えば、炭酸飲料やアルコール飲料、塩分の濃い飲み物、牛乳、スポーツドリンクなどの飲み物は、NGとされている水筒が多いため注意が必要です。
なお、商品によっては上記の飲み物に対応している場合もあります。必ず商品の取扱説明書をしっかり確認してから水筒選びを行い、使用方法を守りましょう。
水筒に入れてはいけない飲み物の種類についての詳細は、以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事:「水筒に炭酸飲料がダメな理由は?他の飲み物や水筒選びのポイントと合わせて紹介【管理栄養士監修】」
NG行為3:塩素系の漂白剤で洗う
水筒のお手入れを行う際、塩素系の漂白剤はサビの原因となるため使用できません。普段のお手入れでは、食器用の中性洗剤を使用し、柔らかいスポンジで丁寧に洗うのが基本です。
汚れが気になる際や定期的なお手入れとして漂白剤を使用する場合は、酸素系の漂白剤を使用しましょう。
NG行為そのまま4:飲み物が入ったまま長時間放置する
水筒の中に飲み物が残ったまま長時間洗わずに放置すると、衛生面での危険はもちろん、水筒内部の劣化にも繋がります。
水筒を使ったあとはなるべく早めに中身を空にして、しっかり洗うことを心がけましょう。
寿命が長持ちしやすい水筒を選ぶポイント
水筒を選ぶ際には、なるべく買い替え頻度が少ない水筒を選びたいですよね。次の項目では、長持ちしやすい水筒の選び方のポイントを紹介します。
ポイント1.お手入れしやすい構造の水筒を選ぶ
日常的に使用する水筒は、劣化を防いでより長持ちさせるため、衛生的に使用するために、「お手入れしやすいか」という点に着目して選びましょう。
お手入れしやすい水筒の特徴には、主に以下のようなものがあります。
- 広口のデザインで水筒の内部まで手が届きやすいもの
- パーツが少なくシンプルな構造のもの
- 食洗機に対応しているもの
シンプルな構造の水筒や食洗機に対応している水筒を選ぶと、日常的なお手入れでも隅々まで手が届きやすくなります。
普段から清潔に使用することで、サビや黒カビの発生が抑えられ、より長持ちするでしょう。
お手入れしやすい水筒の選び方については、以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事:洗いやすい水筒の選び方|家族みんなが使いやすい♪おすすめ水筒3選
ポイント2.交換用の消耗品パーツが販売されている水筒を選ぶ
より水筒を長持ちさせるためには、消耗品となる部品が劣化した場合に、気軽に交換できるかどうかも重要なポイントとなります。
水筒の買い替え時期は、本体の破損のみとは限りません。 蓋のパッキン部分の劣化や破損、ストロータイプの水筒であれば、飲み口部分や吸い込み部分の劣化や破損も考えられます。
水筒自体を買い替えるよりも経済的で手軽なため、水筒を選ぶ際は、交換用の消耗品パーツが販売されていることを確認するのがおすすめです。
ポイント3.用途に合った素材の水筒を選ぶ
間違った使用方法で破損や劣化を早めてしまわないように、自分が使いたいシーンや重視したい性能、入れたい飲み物などから適した水筒を選びましょう。
水筒には、主に「ステンレス製」または「プラスチック製」の2種類の素材があります。それぞれの素材の特徴により、水筒の性能や入れられる飲み物の種類が異なるため、それらを意識して選ぶことが大切です。
まとめ
水筒は、毎日使用していると思わぬ破損や劣化が生じる場合があります。
見た目には気づきにくい場合もあるため、記事内で紹介した「買い替え時期の目安」を参考に、破損や劣化の症状がないかどうか注意しながら使用しましょう。
普段から正しく使うことや、丁寧なお手入れを大切にすることも大切です。安全で清潔な水筒を長く使うために、お手入れのしやすいお気に入りの水筒を見つけてくださいね。