記事: BLWはいつから始める?環境づくりのコツとおすすめアイテムを紹介【管理栄養士執筆】
BLWはいつから始める?環境づくりのコツとおすすめアイテムを紹介【管理栄養士執筆】
赤ちゃんが自分の手で食べる「BLW(ベビーレッグウィーニング)」。近年SNSでも目にすることが増えていますが、「いつから始めるの?」「どう進めるの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、BLWを始めるタイミングや発達のサイン、BLWに適した環境づくりのコツなどを紹介します。あわせて、b.boxのおすすめアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

著者
佐藤 友香 先生
1992年生まれ、2児の母。大学卒業と同時に管理栄養士の資格を取得後、保育園にて勤務。離乳食、幼児食、アレルギー食に携わり、栄養相談や食育活動も得意分野。現在はフリーランスとして栄養に関するコラム執筆を中心に活動中。ママやパパの気持ちに寄り添ったメッセージを発信できたらと思っています。
BLWとは?概要と基本の考え方

BLW(Baby Led Weaning)とは、「赤ちゃん主導の離乳食」のこと。スプーンで大人が食べさせるのではなく、赤ちゃんが自分の手で食べ物をつかみ、口に運んで食べるスタイルです。
離乳食というと、「大人が食べさせてあげるもの」というイメージが強いですが、BLWは「食べさせてもらう」から「自分で食べる」へステップアップする過程を大切にします。
そのため、食べる量よりも「自分でやってみる」ことが主な目的になります。
関連記事:BLWとは?離乳食との違いや始める時期、おすすめアイテムをご紹介♪
離乳食との違い
従来の離乳食では、親が食べるペースや順番、量を調節し管理しますが、BLWではこれらすべてを赤ちゃんのペースにあわせます。
赤ちゃんが食べたい量を自分で決め、興味を持つままに手を伸ばすことで、自然と食べる意欲を育てることができるのが特徴です。
BLWのメリット・デメリット
BLWには、主に下記のようなメリット・デメリットがあります。
<メリット>
- 自分で食べる意欲が育つ
- 手や指先の動きが発達する
- 食材に興味を持ちやすい
- 家族と同じ食卓で食事を楽しめる
<デメリット>
- 床や服が汚れやすい
- むせてしまう心配がある
最初はむせたりこぼしたり、床が汚れたりすることも多いです。「上手に食べられなくても大丈夫」という気持ちと温かく見守る心を持つことが、BLWを進めるうえで大切なポイントです。
BLWはいつから始められる?

BLWを始めるにあたり、適切な時期であるかどうか、月齢や発達の目安を理解しておきましょう。
生後6ヶ月頃からが目安
一般的には、BLWの開始は生後6ヶ月頃からが目安とされています。
ただし、同じ生後6ヶ月であっても、体の準備がまだ整っていない子がいれば、少し早く食べることに興味を持ち始める子もいます。
月齢にとらわれすぎず、次に挙げる「発達のサイン」を重視しましょう。
BLWを始めるタイミング
BLWを始める前に、次のようなサインがあるかチェックしましょう。
- 首がしっかりすわっている
- サポートがあればまっすぐ座れる
- 食べ物に手を伸ばす、興味を示す
- 口にものを運ぶ動きができる
これらの「発達のサイン」がそろっていれば、BLWを始める準備ができているといえます。
反対に、まだ体が安定していない・食べ物に興味を示さないなどの場合は、もう少し待って様子を見ましょう。赤ちゃんのペースにあわせて進める時期を見極めることが大切です。
BLWの進め方
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BLWを始める際は、適した食材選びや進め方、安全に行うポイントも理解しておきましょう。
最初に試したい食材
最初は、やわらかく調理した野菜スティックから始めるのが定番です。
にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリーなどをスティック状にして、赤ちゃんの手で握れる程度のやわらかさにしましょう。調味料等は使わず、素材そのままでOKです。
与えるときのポイント
最初は1日1回から始め、短時間で切り上げましょう。赤ちゃんが安定して座っているか、手が自由に動かせているかを確認してください。
食材を3~5種類用意してテーブルに置いたら、赤ちゃんが自分から手を伸ばすのを待ちます。親が手渡したり口に運ぶことはしません。
最初は食べるよりも「触る」「潰す」「なめる」といった体験が中心で、食材の感触や匂いを感じながら、少しずつ口に入れていけるようになります。
むせ込み対策と安全に進めるコツ
BLWを安全に行うためには、赤ちゃんがしっかり座れる椅子を使うことが大切です。背中と腰がまっすぐになるようにサポートしてあげましょう。
また、BLW中は必ず大人がそばで見守ることを忘れないようにしてください。
BLWをスムーズに進める環境づくり

親子ともに安心・安全にBLWに取り組むためには、適切な環境づくりも大切です。
食事スペースの整え方
BLWは、従来の離乳食の食べさせ方よりも周囲が汚れやすくなります。後片付けを楽にするために、事前にテーブルの下にマットを敷いたり、拭きやすい椅子やテーブルを使ったりなどの工夫をしましょう。
服やスタイも汚れることを前提に、汚れても大丈夫なものや洗いやすいものを選ぶのがおすすめです。
親が意識したい見守りの姿勢
赤ちゃんがうまく食べられないことがあっても、「今は食べる練習をしているんだな」と温かい気持ちで見守ることが大切です。
手で食材を触ったり落としたりすることも含め、すべて学びのひとつと捉えましょう。
食事を楽しい時間にする工夫
家族みんなで同じ食卓を囲むと、赤ちゃんも安心して食事を楽しめます。パパやママが「おいしいね」と笑顔で食べる姿を見せることが、最高の食育になります。
【b.box】BLWにおすすめのアイテムを紹介
BLWにおすすめのb.boxお食事アイテムを紹介します。
2in1サクションプレート

2in1サクションプレートは、仕切りと吸盤を取り外して使えるお食事プレートです。
離乳食初期のペースト状のものから、手づかみ食べしやすい固形のものまで、さまざまな食事に対応できます。
吸盤を付けて使用すれば、子どもがプレートをひっくり返す心配がないため、BLW中も安心。食洗機対応でお手入れのしやすさも魅力です。
ロールアンドゴーミールタイムマット

ロールアンドゴーミールタイムマットは、ボウルとプレートがひとつになった、シリコーン製のお食事マットです。
プレート部分には3つの仕切りがあり、食材ごとの盛り付けが可能。ボウル部分にはペースト状のものも入れられ、このお食事マットひとつで1食分の食事がすべておさまります。
小児作業療法士監修の使いやすいスプーンがひとつ付属しているため、すぐにBLWを始められます。
シリコンビブ/トラベルビブ
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シリコンビブは、中に仕切りが付いた「ステイオープン」ポケット設計が特徴のお食事エプロンです。ポケットが常に開いた状態となるため、より多くの食べこぼしをキャッチできます。
非毒性の食品用シリコーン(FDAシリコン)を使用し、子どもの食事にも安心して使用できるほか、汚れや水濡れに強くお手入れも簡単です。食洗機にも対応。
手づかみ食べが主となるBLWにぴったりのアイテムです。
まとめ

BLWは、月齢よりも「赤ちゃんの準備ができたサイン」を見て始めるのがポイントです。焦らずに赤ちゃんのペースで食べることの楽しさを育てていきましょう。
そして、BLWを快適に楽しむには、使いやすく汚れに強いアイテムが欠かせません。
紹介したb.boxのお食事アイテムを取り入れて、親子でBLWを楽しんでみてくださいね。
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